
※参考:写真のモデルは身長158cm
黒檀染のショートジャケット(裏地付き)
表の素材は手紡ぎ手織りのシルク100% 染料は黒檀の実です。
裏の素材は手織りのシルク100% 染料は化学染料です。
タイの女性の手で丁寧に織り上げられて生まれた素朴な布です。
ボタンはタヒチ産の黒蝶貝の裏側を使っています。
一般的なパターンの作図とは違い、脇と肩に縫い目がありません。
つまり前身頃から後ろ身頃までつながったパターンになっています。
この場合、身頃の袖ぐり下でアームホールを調整することができないので、
前身頃の袖ぐりにダーツを入れ、胸元に立体的を出しました。
また、背中の切り替え線でダーツを沢山入れて、機能的には腕の運動に対するゆとりを、
見え方ではシンプルな前身頃に対してボリュームのある後身頃を表現したいと思いました。
襟の関しては少し大き目のステンカラーです。襟がきれいに見えるように、
芯の使い方や表裏、左右の襟の作図、地の目の通し方などに気を使っています。
ボタンは黒蝶貝を使っていますが、シルクでありながらマットな質感の生地に対して
1.8cmの大きさの貝ボタンは光沢が強すぎるので、よりマットな裏側を表に使いました。
M 着丈 50.0 身幅 48.0 肩幅 38.0 袖丈 45.0